「日本人の長所、短所はどんなことですか?」と質問してみると、外国人からはすんなりと色々具体的な答えが返ってくるのに対して、日本人からはあまり考えたことがない、分からない、あるいは日本の悪いところだけについての返答が返ってくるケースが多いように感じます。それというのも、産まれてから一度も海外で生活を送った経験がない人には、自分のものと他人のものが比較出来ないため、それらのことについてよくよく考える機会が持てなかったためだと思うのです。
しかし、実際外国に在住してみると、海外旅行で数日間滞在するだけでは分からない、今まではそんなに大した違いはないだろうと思っていた分野に及ぶまで、日本と外国との違い、日本のよさ、悪さがはっきりと浮上してきます。それは外国での暮らしが長くなればなるほど、その違いがはっきりと分かるようになってくるものなのです。旅行費用の捻出がむずかしいケースもあるかと思いますが、定期預金の金利の比較などをして預貯金を増やして、ぜひ海外旅行をすることをおすすめしたいです。
実際のところ、筆者はアジアの某国に6年間在住していたのですが、在住後1年ぐらいは観光客と同じで、その国の良い部分しか見えていなかったように記憶しています。しかし、長く在住していれば良いことばかりが続くわけではありません。事件に巻き込まれ警察の助けが必要になる場面、健康を害して病院のお世話になる場面、周囲の人々の助けが必要になってしまう壁にぶつかってしまうこともたくさん起こってきました。
人間の性格が一番良く観察できるのは何かコトが起こった時だと言われますが、本当にその通りで、アクシデントが起こってしまう度に「日本だったらこうしてくれるのに……」と考えることがしばしばありました。逆に「日本人には真似できないことだ」と地元の人々の行動に深く感服することもありました。そんな外国での生活を送るうち、否応なしに日本人の長所、短所について、改めて考えさせられることがしばしばあったのです。
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